アオマツブログ

青松輝(あおまつ・あきら)。短歌・批評など。Twitter:ベテラン中学生、YouTube:ベテランち。

技の暗記・電飾(詩2編)

 

技の暗記

 

発電所に、雪が降っている

たくさん名刺が並ぶ

 

tenderという単語、若いやつが書いたのはヘタクソだが

年寄りが書いたのは価値がない

どうなってるんだ?

 

頭の中にあるものが一番大きい

僕は枠を設定する

・それは概念上の枠で・その中でエクセター大学が・留学生を繁茂させている

 

環境についていけないポケモン

使えなくなったわざマシンを温めている

4つのわざは、全て脱北を始めている

僕はそれを暗記する

 

おもしろい遊びがあって、ルールに従っている

今はまだ生まれていないが

いつか僕の命を奪いにくる

磁気が含まれて、定番化する

誰もが始まりになることを主張するものの、それは何らの帰結でもない

僕は暗記する

発達しすぎた部位を・終盤のことを・書け・と

哄笑される

思っている

空論と一緒になって、回る独楽の音楽

 

もうはじまっている同族嫌悪、だらだら長くなって

読者にとって苦痛かもしれない

ことを反省している

忍術を学ぶ

 

さて

ガチャピンとムックが記憶の中で喧嘩をしている

詳細なレポートだったが

いかがでしたか?

その気になれば一行で書ける

 

 

 

電飾

 

電飾があるから

四季はあつまってくる

 

バスから

聖職者が降りてくる

 

僕はうっとりして

 

詩は長い

 

 

 

(2019年6月24日)